新開発のV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。排気量は3・8リットル。480馬力の最高出力やスタートから3・6秒で時速100キロメートルに達する加速性能はいずれも市販車で最高水準。丸形のテールランプの伝統も受け継いだ。発売は12月6日。価格は777万〜834万円。
初代に当たる「2000GT−R」が登場したのは1969年。レースに勝つことを使命に開発され、「国産最強」の名をほしいままにした。しかし、02年に5代目モデルが排ガス規制やスポーツカー市場の低迷で生産中止に追い込まれた。
徹底した合理化から「コストカッター」との異名をとったゴーン社長だが、“金食い虫”のGT−Rに賭ける思いは人一倍強かった。開発チームはゴーン社長の直轄下に置かれ、提案は社長の耳に必ず届けられた。
復活までの道のりも異例ずくめ。開発は極秘裏に進み、発売の情報も小出しにされた。発表前の9月末にはフロントとリアをマスクで覆った姿を公開し、異例の事前予約に踏み切る。さらに、国内販売店のうち160店舗に専門のサービスやメンテナンスを受けられる「日産ハイパフォーマンスセンター」を設けた。
車名に「NISSAN」の冠をつけたのも、「持てる技術と技能を極限まで引き出し、結集させたクルマ」(ゴーン社長)によって、日産ブランドを世界的に高めると同時に、社員の士気向上も狙っている。
今回のモーターショーではGT−R以外にも、トヨタ自動車「レクサスISF」、富士重工業「インプレッサWRXSTI」など市販の高級スポーツカーが並ぶ。クルマの魅力を取り戻し、車離れが進む消費者を呼び戻したいメーカー各社の思いは同じのようだ。











